PAQOAQ-MIX

創作全般、音楽、写真日記

p-101

急須をひっくり返したような
慌ただしさの中で生活は
夏の暑さを交え
汗ばみながら動いていた
遠くの山の頂には雪が
積もっているかもしれないなどと
あらぬ空想を浮かべながら
じっと夜の来るのを待ちわびておったが
我慢しきれずに電車に乗り
泳ぐところもないであろう海にめがけて
心は走る
そこにはあのぎらぎらした暑さがあるだけなのに
いつもの事ながらまた頭は空中を飛んでいた
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p-102-こんなよるは

雨にキラリと 舗道が光る
ひとり歩いて 涙ぐむ
忘れられない 恋一つ
酒が飲みたい こんな夜は

風に吹かれて 思いで通り
あなたどうして いるかしら
好きで選んだ 道なのに
なぜかせつない こんな夜は

夜に一人で 手杓酒
窓に貴方の 名前書く
なぜか恋しい 雪模様
酔って忘れる こんな夜は

つらら ポトリと 遠くで音が
行ってみようか 次の駅
人のぬくもり 恋しくて
帰りたくない こんな夜は

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p-103-のこりび

残り火

雨にキラリと 舗道が光る
ひとりさびしく 帰る道
たとえ車の ライトでも
さけていきたい ときもある
どこに行ったの いとしいあなた
恋の残り火 消さないで

つらら ポトリと 遠くで音が
寒さこらえて ひとり旅
今もあなたの ぬくもりが
残る手紙を 読み返す
どこに消えたの 優しいあなた
恋の残り火 消さないで

風に吹かれて 思いで通り
何も知らない この町で
人に押されて 流されて
止まることさえ 忘れてる
どこを探せば いいのよあなた
恋の残り火 消さないで

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p-104

明るい日差しを避けるように
人の視線を避けるように

木陰に一人座って
遠い過去を見つめている

後姿に切なさが愛しさが
漂って私の心をかき回す

揺れ動く迷いの中で
私はその場を動けない

あなたの静かなたたずまい

どっしりして
自分を深く見つめている

深い思慮と英知に恵まれて
心の願いが顔に映し出され

不順なものを排除しようとしている
清く正しい姿勢なのだろう

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p-105

動いてはいるが音がない
見てはいるが考えない

団体は動かないが
時と共に変化するし
動くものによって流されもする

しからば人は自ら動くのだろうか
何かによって動かされるのだろうか

なぜ
すべてのものは大きくなっていくが
小さくなっていかないのだろう

すべてのものは体積を増し
子孫を増やそうとしている

なにゆえに大きくなる必要があるのか

動物にしかり
植物に然り

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