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創作全般、音楽、写真日記

p-001-静けさ

静けさ
そこには遠い貴方がいた
うなだれた髪にせつなさがある
何も考えない中に
愛がゆれる

かすかに聞こえる車の騒音と
犬の遠吠え
さっき聞いていた曲の旋律が
頭をかすめる

急に一日の疲れが押し寄せ
畳にふせる
畳にめりこみそうな体を
ひどく痛々しく思う
ちょと時計に目をやって
また疲れを感じる

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p-002-まぶしいくらいの

まぶしいくらいの
日差しの中に
きれるような緑がある

私は這うようにして水を求めた
ぐったりとなって地に伏せ
自然の温もりを感じた

私の瞼の中に
柔らかな潤いを見つけた
空は私を包むようにして
目の前に迫っている

忘れていた空間の広さに驚いた
そこに無限の幸せを感じた
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p-003-はげしく降る雨の

はげしく降る雨の音に
私の存在は
かき消されていた

いくらあせっても
自分をぬけだす事は
出来なかった

そのむなしさに
及ばざる事に
なげき悲しみ

また我を
深くいたわった
乾いた空を見たいと思った

しかし
乾ききった心がいやだった
遠くの人になりたい

雨にかき消される
弱き言葉に
真理を求めようとする
自分を
忘れようとして
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p-004-まばゆい光

まばゆい光の中で
子供たちがはしゃぎまわっている
野原で舗道で路地で
通りすがりの婦人が
それを横目に
何やら楽しそうに微笑んだ

道端には枯れ葉が
積もっている
風もなく静かな
午後のひととき
近くの高台で
ふたりしてベンチに腰掛け
こうして街々を見下ろすと
色んな光景が目に映る

忙しそうに自転車が
通りすぎる
電話をかけている人
立ち話をしている人

しばらくそんな
街の風景をひとおり
眺めてふと空に
目をやった

雲ひとつない澄み切った
青さが
やがてやって来る
厳しい冬を
忘れさせてくれる
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p-005-冬の音が

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冬の音が柔らかく
ぼたん雪に聞いたとき
そして
このむなしい一年が
終わろうというとき

ブラームスの
あのざわめくような
旋律を聞いたとき
やさしく抱きしめてくれる
人はいない

このやりきれなさ
今にも目の前の
雪に埋もれそうなとき
あなたは
もうどこにもいない

きれるような寒さの中で
一人静かに思いをこめて
祈る
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